2024/03/01
発芽玄米を食べるなら、市販の発芽玄米よりも、自宅で作ったほうが断然美味しいのですが、発芽玄米のレシピを探すと、専用の機械で加温する、バットの上にお米が重ならないように丁寧に並べるなど、手間のかかりそうなレシピが…。
ただ、元々めんどうくさがり屋の私は、それらのレシピも一応試してみましたが、色々と簡素化し、また発芽玄米作りをしているお客さんからもたくさんのアドバイスを頂いた結果、めんどくさがり屋の私でも続けられる「黒瀬農舎の発芽玄米簡単レシピ」ができあがりました!
発芽玄米の作り方
材料・必要なモノ
黒瀬農舎の玄米
必要量。初めての場合は2-3合がいいと思います。
※玄米を発芽させると1.3倍~1.5倍程度の量に増えます(2合の玄米を発芽させると3合前後になります)。
我が家のお米は、無農薬、減農薬のどちらの玄米でもきちんと発芽します。
ざる・ボール
ざるとボールは、玄米が水を吸うと容積が増えるため、しっかりと水に浸る大きさに余裕があるものにしてください。
フキン
ザルを覆える大きさのもの。
手順(時間はスタート時からの経過時間)
スタート
玄米を洗った後、玄米をザルに入れ、水を入れたボールの中にざるごと浸す。
ボールにそのまま玄米を入れるより、ざるに入れたほうが全体に水や酸素が回りやすく均一に発芽しやすくなります。
12時間後
玄米を水から上げて軽く洗い、水を交換する。
※面倒なら省略可能。夏場など発芽臭が気になる場合は交換して下さい。
24時間後
玄米を軽く洗い、今度はボールには水を入れず、玄米が乾くのを防ぐため水に浸したフキンを掛ける。
※途中でフキンが乾き気味になった時は、適宜水を打つ。
36~48時間後
0.5から1ミリ程度芽が出ていれば、完成 (芽の出すぎに注意!!)
夏場は36~40時間、冬場は44~48時間後が完成の目安です。※気温や水温により発芽までの時間は大幅に変わります。
※冬場は最初に水をはる時、水を交換するときに、33度までのお湯に漬けると発芽が早く進みます。(お湯の温度がそれ以上熱すぎるとお米が発芽しなくなります)
発芽玄米の保存
常温ではどんどん芽が出てしまいますので、完成後すぐに炊かない場合は、水を切り、タッパなどに入れて冷蔵庫で保管してください。1週間程度は保存可能です。
※もっと長く保存したい時は、1回に使う量に小分けして、ポリ袋で冷凍保存することも可能です。
計量方法
発芽させて完成した状態の発芽玄米を計量カップで計ります。
また、白米と発芽玄米を混ぜても構いません(白米2合と発芽玄米1合など)。 白米を食べ慣れている方は、発芽玄米だけを食べるよりも最初は白米と混ぜた方が食べやすいと思います。
発芽玄米の炊き方
白米と同じように炊けます。
発芽玄米の水加減は、普通の白米を炊くのと基本的に同じで構いません。水の量の微調整はお好みで行って下さい。
なお、炊飯器の設定は、玄米炊飯ではなく白米炊飯で構いません。