2024/03/01
発芽玄米とは?
発芽玄米とは、その名の通り玄米を水に浸けて発芽させた状態にしたお米です。
一度水に浸けて発芽させてから乾燥させた状態の「発芽玄米」はスーパーなどでも市販されてもいますが、発芽させるだけですので、玄米を買ってきて自分で発芽させることもできます。
(当然、発芽させるのに1~2日程度の時間が必要となりますが、基本的にはそれほど難しくはありません。)
発芽玄米は身体にいい?
発芽玄米にすると、玄米と比べて「γ-アミノ酪酸(GABA)」が3倍程度(白米と比べると10倍)含まれます。
γ-アミノ酪酸(GABA)には、血圧を下げる降圧作用や神経の安定化させてリラックスさせる効果、その他コレステロールを下げる作用などがあると言われています。
その他に、食物繊維も玄米より1割程度増えます。
発芽玄米にすることの栄養価以外のメリット
健康面だけでなく、いいこと尽くめの発芽玄米。身体にいいこと意外にも、発芽玄米にするメリットがあります。
美味しさ
発芽玄米にする過程で酵素が活性化されることにより、玄米に含まれるデンプンやタンパク質がブドウ糖やアミノ酸になることで、玄米と比べて、うまみや甘みが増えて美味しく食べることができます。
炊きやすさ
発芽玄米にすると、しっかり給水されてお米自体がやわらかくなっているので白米と同じように炊けます(炊飯器の場合は白米の炊飯設定で炊くことができます)。
従って、白米と混ぜて炊くことも容易となります。
ですので、玄米食に興味がある方には、発芽玄米の利用もおススメしています。
なお、発芽玄米は炊飯器で白米と同じように炊くことができます。「自宅で作ると美味しい!発芽玄米の作り方」のページで、炊き方も紹介していますのでぜひご覧下さい。
食べやすさ・消化の良さ
しっかりと給水されているため、炊き上がりも軟らかく、そのため通常の玄米よりは消化も良くなっています。
また、炊きやすさでも紹介したとおり、白米と混ぜて炊くことができるので、白米と発芽玄米を半分ずつ、などと混ぜて召し上がれます。
そのため、特に玄米食をはじめたばかりの方で、玄米を食べなれていない方には発芽玄米がおススメです。
まずは白米に3割程度混ぜて、慣れてきたらだんだんと発芽玄米の割合を増やしていけば、スムーズに玄米食に移行できます。
★美味しさは、自分で作った発芽玄米限定!
市販の発芽玄米は一度水に浸け発芽させたお米を再度乾燥させているので、発芽玄米本来の甘さや食べやすさ(柔らかさ)は、自宅で作ったままの発芽玄米を炊くのとは異なります。
甘みのあって美味しい発芽玄米を食べるなら、自宅で作る発芽玄米をお勧めします。
参考:発芽玄米は買う?作る?
参考:自宅で作ると美味しい!発芽玄米の作り方(炊き方なども紹介しています)